【2021年10月最新】フランス入国に必要な陰性証明書や誓約書を徹底解説
こんにちは、すみです。
私は2021年9月29日に日本からフランスに入国しました。
皆さんもご存知の通り、現在海外へ渡航するには、コロナウイルスに関する書類の準備が必要です。
フランスへ入国するには、ワクチン接種済みである、
またはワクチン未接種の者は【出発72時間前以内PCR検査または抗原検査による陰性証明書】と【誓約書(熱がないかなど体調についてのチェック項目が記載されている)】が必要です。
書類に不備がある場合、飛行機に乗ることができないので、不安な方も多いかと思います。
なので今回は、これからフランスへ渡航するワクチン未接種の方に向けて、これだけ抑えておけば大丈夫!という情報をまとめました。
動画でもっと簡単に知ろう!▼
- 陰性証明書の入手で気を付けるポイント
(どの検査を受けたらいいか、言語、フォーマット) - 誓約書について
※フランス入国時に陰性証明書と一緒に必要
(ダウンロード方法、書き方) - 実際の空港での流れ
(どのタイミングでどんな時に、これらの書類が必要になるか) - 他国で乗り継ぎをする場合、入国条件の注意点
(実際のハプニングエピソード)
陰性証明書の入手で気を付けるポイント
まず、【ワクチン未接種の者】がフランスへの渡航に必要なものは、以下の通りです。
・出発72時間前以内PCR検査または抗原検査による陰性証明書
・誓約書(熱がないかなど体調についてのチェック項目が記載されている)
抗原検査がオススメ
コロナ感染の検査にはPCR検査と抗原検査、抗体検査の3種類あります。
抗体検査は、よくドラッグストアなでも自分でできる検査キットを見かけたことがあると思いますが、これは過去にコロナウイルスにかかっていたかを調べるものなので、抗体検査は除外されますが、
フランスの入国条件では、PCR検査と、抗原検査が認められています。
どちらも、現在コロナウイルスに感染しているか調べるもので、鼻の奥の粘膜や唾液などで調べることができます。
抗原検査の方が、PCR検査よりも検査結果の精度は劣るそうですが、
フランスはこの検査方法でも入国を認めていますし、
抗原検査の方が、検査結果が出るまでの時間や、費用の面で、かなりメリットがあるので、私は抗原検査をお勧めします。
PCRは検査代が高すぎ・結果が遅い
PCR検査は検査代が3万円以上かかり、陰性証明書も発行するとなると、それはまた別料金なので、合計4万円近く費用がかかります。
またPCR検査は、結果が出るまでに、病院にも寄りますが、数時間〜1日かかります。
出発の72時間前以内の陰性証明書が必要なので、皆さん、出国のギリギリに検査すると思いますが、
もし万が一、自分がコロナウイルスに感染していたとしたら、航空券などを取り直したり隔離ホテルを用意したりしなくてはいけません...
なので皆さん、結果はできるだけ早く出てほしいと思います...
抗原検査は費用が半額・15分で結果が出る
それに対して、抗原検査は検査結果が15〜30分で出ます。その時に陰性証明書もすぐもらえます。
そして一番大事なのが、費用。
PCR検査が約4万円かかるのに対し、抗原検査はその半額以下の値段で受けることが可能です。
受ける病院やクリニックによっても値段は多少異なりますが、
私が受けたクリニックでは、検査代が税込で11,000円、英語の陰性証明症が5500円で、合計16500円でした。
私はフランス人の旦那と2人で渡航したので、
PCR検査だったら2人分で8万円かかったはずが、抗原検査だと2人で33000円で済んだので、かなり節約できました。
1人で渡航する場合だと、近くにPCR検査ができるところしかなければ、少し多く検査代がかかってもいいやってなるかもしれませんが、
家族連れや、複数人で渡航する場合は、絶対に抗原検査がお財布には優しいと思います。
飛行機のチケット代とか、他にも出費はたくさんあるんでね。
陰性証明書の言語は?フォーマットは?
ここで、細かい疑問についてお答えしようと思います。
まず、陰性証明書は
英語で作成してもらったらいいのか、フランス語で作成してもらったらいいのかと言う疑問があると思います。
在フランス日本大使館の公式サイトによると、
英語またはフランス語で表記された陰性証明書
と記載されています。
また、陰性証明書の書き方、フォーマットですが、
こちらも在フランス日本大使館の公式サイトで、
陰性証明の様式は、特に指定されていません。
と記載されています。
参照:
新型コロナ Q&A【短期渡航渡航者用意(旅行・出張)】 | 在フランス日本国大使館- Ambassade du Japon en France
海外渡航目的での陰性証明書を発行してくれる病院・クリニック探し
ま、それでも、正しく証明書が発行されるかちょっと心配だという方は、
検査できる場所を探す際に、海外渡航目的での陰性証明書が必要な方〜などの文章が書いてあるサイトを探すといいと思います。
こちらはフランスではなく、アメリカ大使館のサイトですが、英語で陰性証明書を発行してくれるクリニックがリストアップされているので、お近くのクリニックをこの中から探して、問い合わせてみるといいと思います。
英文の陰性証明書が発行できる病院/クリニック(アメリカ大使館)
やっぱり、こうやって載っているっていうことは、それだけ海外渡航者のためにたくさんの証明書を発行していて実績があるということだと思うので、先生も慣れていて、安心して英語の陰性証明書を手に入れることができますよ。
唾液検査?鼻咽頭の検査?
次に、検査は唾液の検査か、鼻の粘膜の検査か、どっちで受けたらいいかという疑問があると思います。
一応フランス政府の入国条件には、【PCR検査か抗原検査】とは記載されていますが、
【唾液か鼻か】というのは特に指定されていません。
しかし、鼻でやる検査の方が正確性が高く、在フランス日本大使館の公式サイトでは、
と記載されています。
先ほど、実際の英語の陰性証明書を鼻で検査しましたが、鼻で検査したということがしっかり書かれていましたね、
なので、もし陰性証明書に唾液でやった検査と記載されていたら、フランス入国審査の人に「ん?」と突っ込まれ、て入国できないということがあるかもしれないので、
鼻の検査をすることをお勧めします。
陰性証明書と一緒に必要な書類「契約書」
誓約書はどこで入手できる?書き方は?
次に、陰性証明書と一緒に必要な書類「誓約書」。
こちらも、フランスの日本大使館の公式サイト
グリーン国(日本)からのフランス入国時に提出する誓約書(Engagement sur l'honneur):必要
と記載されていて、
フランス内務省ホームページでフランス語と英語の2言語からダウンロードが可能です。
※リンクを開き下にスクロールすると、誓約書のDocがあります
こちらの誓約書を保存しプリントアウトして記入してください。これは、日本から出国する時には必要ありませんが、フランスへ入国する時に必要になります。
※冒頭の動画内で誓約書の書き方について説明しています。
実際の日本出国からフランス入国までの流れ
実際の日本出国からフランス入国までの流れをお伝えします。
まず、空港に着き、チケットを発行するために、チェックインすると思います、
その際に、出発から72時間以内の用意した陰性証明書とパスポートをスタッフの人に渡します。
予約したチケットや目的地によって、入国条件が機械に表示され、( スタッフの人しか見れない)それに合わせて、陰性証明書の内容がチェックされます。
そして条件を満たしています、となれば、そのままチケットが発行され、荷物を預けて、チェックイン完了です
注意!乗り継ぎ国の入国条件もチェックしよう
・ハプニング:陰性証明書を取り直してきてと言われた!?
ここで私たちはハプニングがありまして、
私たちも入念に調べ陰性証明書を渡したんですね、そしたらスタッフの人が機械を見ながら、ん?って険しい顔をして近寄ってきて、
「24時間以内の陰性証明書じゃ無いので、これでは飛行機に乗れません。」
「PCR検査を受け直してきてください」と言われ、空港でPCRができる場所のマップを渡されたんですよ!
もう、え?となって、フランス政府が72時間と定めてますよ!と、スマホでフランス政府の公式サイトを見せて確認してもらったら、
私たちは、目的地のToulouse(南フランス)へ行くまでに、オランダで乗り継ぎがあった為、チェックインの機械にオランダの入国条件が表示され、
オランダは入国条件に24時間以内の陰性証明書を定めていたので拒否されたようなのです。
しかし私たちの目的地はフランスなので、上の人に確認してもらったら、
オランダの入国条件を満たしていなくても、乗り継ぎでオランダを経由して引き返されたという例は今までにないようだったので、
そのまま、フランスの入国条件、72時間以内の陰性証明書で無事チェックインすることができました。
・入国条件を満たしていなくても乗り継ぎができる国と、できない国がある
で、後で、在日オランダ大使館の公式サイトで確認したのですが、オランダでは、
オランダへの入国の条件を満たしていない場合でも、出発地にかかわらず乗り継ぎは可能。
と書いてありました。
こっちも、ちゃんとこの日のために調べて準備してきているわけで、間違うわけないじゃないですか...なので、ちょっとあの時の空港会社の対応は、ひどいなって思いましたね。
ただ、乗り継ぎで他の国を経由する場合、
例えばシンガポールとかは、乗り継ぎであってもシンガポールの入国条件を満たしていないといけません。
なので、フランス以外の国で乗り継ぎをする場合は、その国の入国条件も注意してチェックしてください。
オランダは大丈夫です。
もしチェックインで止められたら、オランダで乗り継ぎしてフランスに入国できた人がここにいますよって私のブログで証明してください(笑)
フランスへの入国
フランスに到着してからですが、入国審査の時に陰性証明書と、誓約書を渡します。
実際、陰性証明書はちゃんとチェックしていたようでしたが、誓約書はあまり見ていないようでした。
私たちはフランスに入国したのが、Toulouseという町だったので軽いチェックだけだったのかなと思いますが、もし、フランスへの入国がパリだったらもっと入念にチェックされていたのかなと思います。
その後、荷物を受け取り、
フランスの場合は14日間の自主隔離をしなくていいので、そのまま自宅に向かって、現在は通常の生活を送っています。
フランス入国に必要な書類で気を付けるポイントは以上です。
この内容をおさえておけば、フランス入国は大丈夫です!
あとは、気を抜かずに感染対策をして、皆さんが無事にフランスへ渡航できることを祈っています。