【奇跡の街ルルド見所スポットまとめ 】南フランス
今回は世界最大の巡礼地の一つ、Lourdes(ルルド)をご紹介します。
動画でもっと簡単にルルドを知ろう！▼
ルルドってどんな街？
【世界中から巡礼者が訪れる奇跡の街】
ルルドは スペインとフランスの国境近く、ピレネー山脈の麓に位置しています。
ルルドの場所はこちら▷ Google マップ
ルルドの歴史は遡ること1858年。14歳の少女の前に聖母マリアが18回出現したのです。
その後 ルルドはカトリックの巡礼地となり、巡礼者をはじめ年間600万人もの人が訪れる名所となりました。
ルルドのおすすめスポット
【ルルドの泉、ルルドの聖地】SANCTUAIRES NOTRE-DAME DE LOURDE
ルルドの聖母の聖地です。この聖堂は、上部と下部、そして地下の3つの聖堂で構成されています。
【ロザリオ聖堂】ROSARY BASILICA
下部にあるのがロザリオ聖堂。ロザリオ聖堂は1889年に完成しました。そのスタイルはビザンチン建築の影響を多く受けています。
聖堂内へ入ると手を広げたマリア様が正面で迎え入れてくれます。
2000㎡もの面積に広がるベネチアンモザイクの装飾が有名です。壁にはイエスキリストの生涯もモザイク画で描かれています。
【無原罪のお宿り聖堂】BASILIQUE DE NOTRE-DAME DE L'IMMACULÉE-CONCEPTION DE LOURDES
1871 年に建設されたこの聖堂は、マリアのお告げにより、マリアが出現した洞窟の真上に建てられています。洞窟の岩の上に建設する工事はかなりの資金を必要としました。
正面には1854年に無原罪懐胎の教義を定義した、ピウス9世のモザイク画があり、尖塔は70メートルもあります。
聖堂内にはルルドの様々な物語が描かれたステンドグラスがあります。
マリアは少女ベルナデットの前に、1858年2月11日～7月16日までの間で18回現れました。聖堂内の壁にはその時の日付、出来事、お告げが記されています。ルルドに訪れたことで不治の病から癒やされた人による感謝のメッセージも記されています。
【マッサビエルの洞窟】GROTTE DE MASSABIELLE
ここがルルドで最も有名な場所です。ベルナデットの前に現れたマリアは 「泉へ行って水を飲み体を洗いなさい」と言いました。洞窟の地面を掘ると泉が湧き出し、その水によって病が治る奇跡が何度も起きたのです。
【ルルドの水を持ち帰ることのできる蛇口】
洞窟の隣には、巡礼者のためにルルドの水を無料で持ち帰ることができる蛇口が用意されています。飲むことも可能です。巡礼者はルルドの水を飲んだり、水に浸かったりして病の治癒を願います。大きなボトルに水を入れて持ち帰る人も多くいます。お土産売り場でルルドの水を入れる素敵なボトルや瓶がたくさん売られているので、そこで水を入れるものを買っていくにがおすすめです。
【ルルドの水について】使用方法、効能はこちら
【ポー川】GAVE DE PAU
洞窟の前にはポー川が流れています。川を挟んで見る聖堂も素敵です。
川の水は山の水なので、底が見えるほど透き通っていて綺麗です。
川の目の前にはピクニックができるような芝生の広場があり、とても平和な雰囲気が溢れています。
【ベルナデットの生家】MOLINO DE BOLY
粉ひき屋として生まれたベルナデットの生家です。彼女はこの工場で10年間両親と一緒に暮らしたそうです。ベルナデットの家族の子孫が当時の家を受け継ぎ守っています。家系図がずらりと並んでいて、ベルナデットがどのような家族のもとで育ったのかを知ることができます。
ベルナデットがお兄さんの赤ちゃんのために作ったドレスが展示され、そのドレスは今も代々受け継がれています。そのほかにも彼女の私物や古い製粉所、キッチン、2階にはベルナデットが亡くなったベッドがそのまま残されています。
【ベルナデットが作ったドレス】
【ベルナデットが亡くなったベッド】
【ルルドの城と博物館】CH TEAU FORT MUSÉE PYRÉNÉEN
ルルド城は千年以上の歴史を持つ岩山に建てられ、城壁で覆われています。ルルド城からはパノラマのルルドの聖域の景色を一望することができます。博物館では中近世の文化や伝統を知ることができます。
入館料：7.5€
▽チケットの詳細はこちら
CHÂTEAU FORT ET SON MUSÉE PYRÉNÉEN (Lourdes) | Office de Tourisme de Lourdes
【サクレクール教区教会】ÉGLISE PAROISSIALE DU SACRE-COEUR DE LOURDES
ここは当時ベルナデットが頻繁に訪れていた教会です。 マリア様が出現した当時のルルドの教区司祭「MGR PEYRAMALE」の主導によって1875 年から1903 年にかけて建設されました。彼の像を教会の目の前で見ることができます。教会の中にはベルナデットが洗礼を受けた時と同じ洗礼盤があります。
【ルルドの室内市場】LES HALLES
19世紀末にトゥールーズの市場を参考にして造られました。中は大きくはありませんが、バランスよくお店が揃っており、地元の製品を買うことができます。
【ルルドの市役所】MAIRIE DE LOURDES
19世紀後半の特徴的なロココ様式の建物です。フランスの標語 「自由、平等、友愛」が書かれたゲートもあります。
【ルルドのシネマとティヤール庭園】PALAIS DES CONGRÈS
ルルドの室内市場の近くにはシ演劇などが行なわれるシネマがあります。シネマの周りには噴水と芝生が綺麗なティヤール庭園があり、ここはルルド市民の憩いの場所です。
ルルドはお花が綺麗なことでも有名で、自治体が一年を通して綺麗に手入れされた芝生とお花を維持しています。
ピレネー山脈と赤い建物、そして緑の芝生のとても美しい景色を見ることができます。
【スーム城】Château de Soum
1900 年から 1901 年に建てられたお城です。1974 年から 2009 年までは、地方の裁判所となっていましたが、現在は音楽や、文化、芸術の披露のために使われています。
【サンジョセフ通り】RUE SAINT JOSEPH
ここはルルドの聖域へ行く際に通る道です。マリアやベルナデットのお土産、聖水を入れるためのボトルを購入するお店が並びます。
そしてこの通りで一際目に留まるのが4つ星ホテル、グランド オテル モデルヌ(Grand Hôtel Moderne)です。19世紀後半の美しい外観は見逃せません。聖堂へ行く前に通ると思いますが、聖堂へ行く道は2つあるので、別のルートから来た場合は、このサンジョセフ通りも是非歩いてみてください。
是非奇跡の街ルルドで素敵な1日をお過ごしください♪
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