フランス人配偶者ビザ取得方法|必要書類・流れ・取得までの期間は
皆さんこんにちは。フランスに移住してきました、すみです。
私は去年フランス人と日本で入籍しまして、つい最近フランスに配偶者ビザで移住してきました。
今回はフランス人の配偶者ビザの取得方法についてご紹介したいと思います。
- ビザの取得に必要な書類・流れ
- フランス大使館ですること※ビザの申請は実際にフランス大使館に出向いて行う
- ビザ取得までの期間
- フランス入国後にやること
🔻動画でもっと簡単に知ろう🔻
まだ国際結婚の手続きが終わってないよ、やってる途中なんだけど手こずってるって方は、こちらの動画・記事で詳しく説明しているので、ぜひチェックしてみてください。
で、早速、ビザの手続きは書類を用意して申請し、待つだけなので、国際結婚の手続きに比べると大分楽です!
ただ、在日フランス大使館のHPが、フランス語だったり、必要な書類や情報がサイトの色んなところに散りばめられていて、書類のダウンロードページを探したりするのが難しいんです、、、
私もビザ申請で一番大変だったのが、必要な書類が何なのかという情報収集が一番大変だったんですね。なので今回は必要な書類もリンクが貼ってありますので、皆さんが戸惑うことなく申請がスムーズにできればなと思います。
▼目次▼
コロナのこともありますし、そもそもビザが降りるのかと心配な方もいるかと思いますが、フランスの場合、書類さえ揃っていればビザは降りるので安心してください。
①必要書類を揃える
では、まずビザ申請の持ち物です。
こちらは、在日フランス大使館の公式の申請書類チェックリストがあります。
こちらのチェックリストに基づいて私も説明しています。
ビザ申請に必要なもの
コピーは全てA4サイズで取ってください
- 長期ビザの申請書
配偶者ビザは、正式には長期滞在ビザというカテゴリーで、フランス語では「 LONG SÉJOUR」というビザです - 証明写真1枚(35✖️45mmサイズ)
この写真は申請書に貼り付けます。スキャンした写真は不可。
証明写真の撮り方が心配な方、こちらを参考にしてみてください。
→フランス政府が推奨しているビザ申請用の証明写真の取り方 - パスポートの原本とコピー
10年以内に発効されたもの。申請するビザ期間の最終日から3ヶ月以上の有効期限が残っており、ビザ用のページが見開きで2ページ以上あるもの - フランス婚姻証書謄本の原本とコピー(両方とも戻ってきません)
発行から2ヶ月以内のもの - フランスの家族手帳の原本とコピー(原本は戻ってきます)
発行から2ヶ月以内のもの - フランス人配偶者の身分証明書のコピー
パスポートが一番確実で無難 - 返送用のレターパック510(自分の住所と名前を記入する)
以前はビザを直接取りに行くことも可能でしたが、現在ビザの返却は郵送のみとなっています
フランス人配偶者ビザ申請書ダウンロードページ
申請書は、在日フランス大使館のビザのページから、申請書フォームのダウンロードのページにいけまして、「Long-stay Visa」というのが配偶者ビザの方が選ぶものです。
フランス語、英語、スペイン語のフォームがあります。
・配偶者ビザ申請書(フランス語)
・配偶者ビザ申請書(英語)
日本語に訳してくれている申請書も見つけ、私はそれを参考にして記入していたので、日本語訳も載せておきます。
・申請書の日本語訳参考
※こちらは正式な申請書じゃないので日本語訳の参考のみに使用してください
当てはまらない項目は無記入で大丈夫!
申請書は2ページ分、32項目記入する欄があります。記載できるところは全部埋めて、自分には当てはまらない質問項目もあると思うのですが、そちらは無記入で大丈夫でした。最後の署名はパスポートと同じサインを書きます。
ちなみに、2020年から、申請書に関してはオンラインでも提出が可能になっていますが、私の場合は印刷して手書きで書き提出しましたのでその方法を紹介しています。
②ビザ申請の面接予約をとる
予約方法
ビザ申請は、東京都港区にある在日フランス大使館へ出向いて行うので、大使館のHPのビザ申請予約システムからオンラインで予約を取ります。
・ビザ申請予約システムはこちら
「Booking an appointment」をクリックして、希望の日付をクリックします。
朝の9時から11時半の間で予約が取れるので、空いている予約枠を選択して予約します。
予約が完了すると予約票が発行されるので、それを印刷します。予約票は当日、入館時に提示が求められるので、必ず印刷しておきます。
予約はお早めに!
ビザの申請はフランス入国予定日の3ヶ月前から可能で、少なくとも出国の3週間前までに行ってくださいとフランス大使館は言っています。
ということは、ビザを発行して手元に届くまで最低3週間くらいのかかるっていうふうに見積もっておいてくださいっていうことなんですよね。
で、ここで注意点なんですが、私は、すぐに予約が取れると思っていたら、私の時は、意外に予約がびっちり埋まってしまっていて、ビザの申請はフランス渡航予定の12日前になってしまいました。
一応間に合ったんですけど、渡航の予定日を変更しようかな、と思うくらいかなり焦りました。申請書とかはすぐに書けるし、提出書類は直ぐに集められる書類なので、ビザ申請の予約を取ることを一番初めにしてもいいと思います。
時期によって込み具合が違うと思いますが、予約は一度予約をしてもキャンセルして違う日に取り直したりもできるので、早めにビザ申請の予約システムにアクセスして、空き状況を確認しておいて、とりあえず早めに予約を取っておくことをお勧めします。
③フランス大使館でビザ申請
申請当日
当日は必要書類と印刷した予約票を持ってフランス大使館に行きます。
私はフランス人の旦那にも一応ついてきてもらったのすが、ビザを申請する本人しか中に入ることはできません。なので、夫は駅の近くで待っていてもらいました。
10分前には到着しました。フランス大使館に着くと、「ビザセクション」とドアに書いてあり、ビザ申請者の専用の入り口があります。正面にあるので着いたらどこが入口かはすぐにわかります。
館内に入る際に予約票を提示し、コロナ感染対策の消毒ど体温チェックをして館内に入りました。
館内はそんなに広くなく、窓口が何個かあり、長椅子が置いてあり、、名前が呼ばれるまでそこで待ちます。
予約制だし、コロナの感染対策のせいか分かりませんが、中には私と、私の前の時間に時間に予約した人の2人しかいませんでした。
大使館で何をしたのか?
大使館で何をしたかというと、書類を提出して、ビザ用の顔写真をその場で撮られて、手の指10本の指紋を取られて、なんでフランスに行くのか?いつ渡航予定日か?など簡単な質問をされて、本当にこれだけでした。大体15分くらいです。
堅苦しい感じではないので安心してください。
窓口の人は日本人で、書類を提出したときに、その場でチェックしてくれて、私の場合は、申請書に記入漏れがあり、ここ、こういうふうに書いてくれる?って指摘してくれました。
持ち物が心配な方は、もう全部原本とコピーが必要!と覚えておき、申請書も書き方がこれでいいのかな?って不安な方は、余分に申請書を印刷しておいて、窓口の人に違うよって言われたら書き換えられるように準備しておけば絶対に大丈夫です。
④ビザの受け取り
ビザ受け取りまでの期間
ビザの申請が終わったら、あとは待つだけなんですが、皆さん気になるのが、ビザ受け取りまでどのくらい時間がかかるのか?ということですよね。
私の場合は、ビザを申請してから4日目に郵送でビザ付きのパスポートが返ってきました!
私は金曜日に申請して、土日休みで、月曜日は祝日だったんですね、で、火曜日に届いたので、実質、営業日でいうと1日でビザが下りたということになります!!
これはですね、私の場合は、フランス渡航予定日ギリギリだったので、フランス大使館の人に電話で早めにお願いしますって言っていたので、
そのせいもあるのかもしれないんですが、ま、わざわざお願いしなくても、ビザを申請した他の方に聞いても、4日〜1週間前後で届いたっていう人が結構多かったです。
フランス人配偶者の場合は比較的早くビザが下りる
フランス人配偶者ビザの場合、書類に不備がなければ、あとは特に審査することもなく必ずビザを下ろすので、時間はかからないそうです。(渡航目的が学生や仕事の場合は、学校や会社が本当に存在しているか調べたりする)
あと、申請書にもいつ渡航予定日なのか記載する欄があって、面接の時も直接聞かれて、いつ渡航予定日ですって答えたんですよね。
なので、渡航予定日が近い人は、フランス大使館の人も一応把握していて、臨機応変に対応して間に合わせるように処理してくれているんじゃないかな〜と私は思います。
ま、ですが何があるか分からないし、
フランス大使館が推奨しているように、出国予定日の3週間前までにはビザの申請を終わらせるのをお勧めするんですが、
どうしてもギリギリになってしまったっていう人は、私みたいに4日で届いた人もいるので、一応参考にしてもらって、フランス渡航の予定日をちょっと先延ばしにするか、そこはご自身の判断で決めてもらえればなと思います。
フランス入国後、移民局(OFII)へ登録する
ビザについてフランスに渡航前にやることはここまでなんですが、フランスに入国後もビザについて1つだけやることがあります。
ビザ付きのパスポートが返却されたときに、こちらの紙がが一緒に同封されてるんですが、こちらはフランスに入国したら、フランスの移民局(OFFI)へ登録してくださいという内容が書かれた紙です。
長期滞在ビザを日本のフランス大使館で取得しても、フランスに入国後にこの移民局で3ヶ月以内に手続きを行わないと、取得した長期ビザは無効になってしまうらしいんですね。
この紙に記載されているリンクにアクセスをして、フランスに入国したことを申告します。これはオンラインで簡単にできるのですが、
その後、指定された日時、場所に出向いて健康診断やフランス語力のチェックなどを移民局がしてくれます。
そのときに移住した直後で不安なことや困っていることを質問できたりとか、移住した方に向けての情報提供もあったりするので、このOFIIへの登録は渡仏したら直ぐに手続きを行うことをお勧めします。
フランス移民局(OFII)って何?
OFIIの登録や移民局で具体的に何をするのか、実際の体験談などについては別の記事で紹介していますので、今回はフランスへ入国後OFIIへ登録するまでがビザの手続きなんだと思ってもらえればと思います。
では、以上が、フランスの配偶者ビザ(長期ビザ)についてでした。
大まかな流れは、基本変わらないと思いますが、コロナのこともあるので細かいことは変更される場合もあるかと思います。
必要な公式サイトの情報や申請書については概要欄にリンクを貼ってありますので、
実際の手続きするときは、公式の大使館のサイトを自分でもしっかり読んでチェックしてから行ってください。